犬のチャンピオンについて
チャンピオンってなに?
よく子犬の両親欄に「チャンピオン」「CH」ということがあります。
では、チャンピオンってなんでしょう?
親犬がチャンピオンだと何がいいの?
チャンピオンになるには、ドッグショーの大会(犬種の中)で少なくとも4回TOPに入る必要があります。
ストレートで順調に勝ち進めば4回ですが、それ以上のことももちろんあります。(カードを1枚、2枚とか言いますが)時期やドッグショーの規模など細かいルールがありますがここでは割愛しますね。
ですので、チャンピオンになるまでに一発合格はありません。
日本ではジャパンケネルクラブ(通称JKC)主催のドッグショーが大きなものの一つで、全犬種、全国各地で開催されます。
このJKCの規定のサイズや毛色、見た目などが優れており、人前で堂々と歩くことが出来る性格を持つ犬がいわゆる【ショータイプ】といわれる子です。
JKCのドッグショーとは、基本的に、スタンダードにどれだけ近いかを競いあいます。(JKCが定めた)
スタンダードとは、各犬種に一番あったスタイルかを競います。
体高や骨格、顔立ち、毛並み、色合い、性格が基本的な審査対象です。
JKCのドッグショーでチャンピオンになると言う事は、スタンダードに近い犬として認められたと言う事になりますので、必然的に後世に子孫を残すため、分かりやすくいえば繁殖するのにとても適しているということになります。
(その犬種にあった体型、顔つき、性格、毛並み、毛色)
もちろん、チャンピオンから生まれた子犬がすべて良くドッグショーもも通用するかどうかはまた別問題ですが、おそらく、まったく無知なブリーダーの繁殖した子犬と比べても同じ月齢の子犬を比べれば一目瞭然で同じ犬種と思えないほど、違うはずです。
JKCのチャンピオン犬を育てているブリーダーということは、その犬種に対してのプロであるといった証の一つだと思います。
チャンピオンにするまでに、時間もお金ももちろんかかります。
ただしつけや訓練を入れればよいわけではありません。
- チャンピオンになる素質のある子犬を見極める
- 良い食事、栄養バランスを考えて育てる
- ストレスのない環境で育てる
- 適度な運動と健康管理をする
といったことが行き届いているブリーダーであると考えられ
良い繁殖をしている一つの規準でもあります。
チャンピオンになると言う事は、それなりのお金、時間、苦労も掛かります。
時々お客様の中には「そんないい子でなくてもよい」「ドッグショーに出すつもりはないけど」という方もいますが、そんなに苦労をしているのに楽しんでやっている方々ですので、犬への愛情や知識が優れている判断になりますので、子犬を探すときの目安になるはずです。
またそのような子を迎えることで、散歩やトリミング、獣医などどこを歩いても「素敵なわんこね」とその犬種を知らない方でも一目瞭然、オーラが出て声をかけられますので自慢のご家族になることは間違いありませんよ。
補足ですが、
血統書について。
こちらも時々お客様から「血統書はついていますか?」と聞かれます。
当店でご紹介する純血種(ミックス犬ではない子のことです)であれば血統書はもちろんあります。
ただ、誤解してはいけないのは
血統書があるからといって血統が良い、健康である(疾患がない)保証書といった解釈は全く違います。
血統書は、私たち人間で言えば戸籍謄本のようなものです。