ウェストハイランドホワイトテリアの育て方
ウェストハイランドホワイトテリア(ウェスティー)を飼う前に
ウェストハイランドホワイトテリアの性格
活発で好奇心旺盛、明るくとってもチャーミングな子です。
子犬の頃から上手に育てていけば、他の犬種との共存や無駄吠えがない友好的な性格になります。
ウェストハイランドホワイトテリアはとっても賢い犬種です。
ですので、周りの状況をよく見て自分にとってメリット・デメリットをよく分かって行動します。
散歩でも人がリードして「散歩してあげる」とはいかない面もあり、普段の生活からも「私はこうなの!」と頑固で譲れない一面が見られることもあります。
テリアの気質(本能)とよく言われますが、遊んで興奮したり嬉しくてテンションが上がるとこれが良く現れます。
一度走り出すと同じところをぐるぐると走り回ったり、行ったり来たりします。
「スイッチが入った」なんて表現する方もいますね。
自分のテリトリーを侵されたり、嫌なことをされると「ウー」と歯をむき出して威嚇することもあります。小さなお子様がいるご家庭の場合、自分(ウェストハイランドホワイトテリア)の方が上と見ることが多いため、遊んでいるつもりでハウスに入ろうとしたり、しつこくちょっかいを掛けると、噛まれることもあるので要注意です。
この頑固な性格を見せる反面、時々見せるおとぼけ行動や憎めない表情が虜になってしまう犬種でもあります。
一度この魅力を知った方は新しい家族探しの時も、テリア系を探される方も少なくありません。
自分の意思を押し付けず、テリアの性格を理解した上で、一緒に成長して楽しく過ごせる方におすすめです。
ウェストハイランドホワイトテリアのしつけ方法
どの犬種にも言えることですが、しつけ方法は何ら変わりません。
飼い主さんがしつけができない1つの要因は、「いけないこと・いいことの区別がしっかり伝えきれていないこと」にあります。
チワワやトイプードルといった、小さいサイズの愛玩犬と言われる犬種であれば、しつけが上手に教えられなくても「わがままな子」「いうこと気がなくって」と笑ってごまかせる部分もあるかもしれません。
しかしウェストハイランドホワイトテリアなどテリア系と言われる犬種は、最低限のしつけを入れる覚悟をしておかないと、人に迷惑をかける行為になったり、その子が可愛そうな思いをしてしまうことさえもあります。
家族がいる場合は共通でルールを決める、叱り方が優しすぎる、叱り方が曖昧といったことがないように、ちょっぴり厳しめの口調と表情でしつけをしましょう。
文章で記載すると、とても難しく「できるかなあ」と不安に思うかもしれません。
でも私も初めてテリアを育てていく中で、わんこと一緒に成長し過ごすことができました。
初めてのウェストハイランドホワイトテリアなんだけど・・・という方で不安な方は、その不安を言葉にしてお尋ねください。
お客様の環境にあったアドバイスをさせていただきます。
ウェストハイランドホワイトテリアのお手入れ・トリミング
ウェストハイランドホワイトテリアの毛質は、ダブルコートと言われている犬種で根元と表面の毛質が違います。
抜け毛が少ないのでお掃除は大変ではないですが、床に抜け落ちないというだけで、抜けて毛に絡まります。
特に足の根元・首・お尻周りなど動くときにすれる箇所は絡まりやすく、触るとゴワゴワと毛玉になっていきます。ひどくなると古い毛布みたいになってしまい、ブラシでは手に負えなくてカットすることにもなりかねません。
キレイな白い毛色を保つため、皮膚病にならないためにも、1日1回はブラッシングしてあげてください。
ロングヘアーにした場合、立ち耳なので毛からぴょんと出てくる耳がとってもかわいい子です。
また夏は特にですが、短めにショートヘアー・サマーカットにしても見た目がコンパクトになってこれもまたチャーミング♪
白いきれいな毛を保つためにも、色々とヘアアレンジして楽しむのもいいですね。