極小サイズのミックス犬を育ててみて
極小サイズ、ティーカップサイズといわれるとっても小さなサイズのワンコたちがいます。
それぞれ犬種の標準サイズが普通サイズという表現をされますが、それよりも成長した成犬になってもかなり小さいサイズになってしまいそうなときに言われます。
こういった子は、子犬の時期からサイズがかなり小さめ。
成長すると大きくなる子もいますが、極小の子犬は骨格がまず小さいです。
足、頭など生まれたときは大差なくても成長する度合いがまったく違います。
母乳も食事もほんの少ししか摂取できないので当然成長速度もかなり緩やかです。
兄弟揃って小さい場合は良いのですが、困ったことに普通サイズに育つ兄弟と極小がいる場合は運動量や生活の時間が違ってくるので一緒に遊ばせるのが難しいことがあります
本来のサイズよりも小さいながらも、生き残っているわけですから
自然に小さい体でもアピールをしていかなくてはいけません。
我が家にもミックス(シュナプ)の極小サイズのチビちゃんがいます。
▲生後3ヶ月頃のチビちゃんとその兄弟
長くお付き合いしているブリーダーの所でうまれたチビですが、
極小のチビともう1匹兄弟の小さい男の子が、他の兄弟と遊ぶと運動量が違うために低血糖を起こしかねないとして大変な子育ての間我が家で育てていました。
サイズの似ている小さい者同士であれば、なんら他の兄弟と変わりありません。
男の子は新しいご家族が見つかり育てて頂いていますが、チビは我が家の家族になり現在に至る・・・です^^
もともと活発でよく動くチビで、吠えることはほとんどなかったものの成長していくにつれて先住犬のテリア【マリー】がいるためか、自己アピール半端ないです。
マリーには吠えませんが、家族が帰ってきても、来客が来てもひとまず吠えます。
びっくりすると心臓が飛び出そうなほどバクバクとしてしまいます。
トイレは先住犬に見習ってか、シートの上でしますがこれは2歳ぐらいになってようやくです。
しつけが入りにくい、期待しない方がよいのも極小サイズの特徴かもしれません。
食事もはじめはとても苦労しました。
兄弟の極小の男の子はよく食べてくれたので問題なかったのですが、チビの場合、食に対して関心がなく食べないこともしばしば。
でも食べないと低血糖になってしまうので、手をかえ品を替え・・・
1歳を過ぎてもそんな感じで、食べる量も少ないですね。
2歳を過ぎてようやく体も筋肉で引き締まり、マリーと一緒に散歩や遊べるようになると食事も普通に食べることが出来ています。
極小サイズの子犬の時期はスプーン1杯という子がほとんどです。
そういった子は遊んだあとや寝る前には、低血糖予防にブドウ糖などを与えるといいます。
普通サイズのワンコで当たり前のことが、当たり前ではないことが極小サイズです。成長速度もそうですがメスの場合は生理が不順であったりといったことも一つです。
通常のサイズとは違うのですから、元気があって健やかに育っていけることが一番。
その子の個性として、比べたりせずに日常の様子をしっかり観察してあげます。
極小タイプの子犬の特徴としては
・元気、明るい、活発
・自己アピールが強い
・ちょっとしたことでも吠えやすいビビリ屋さん
・しつけは無理強いしない
・体の成長はゆっくり2~3年かけて