犬の狼爪(ろうそう)について

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犬の狼爪を「ろうそう」といいます。

地面についていない内側に生える爪なのですが、これがある子とない子がいます。
犬の先祖がえりともいわれるので、退化して出ないこともあれば時折出てくることも。

通常は後ろにある狼爪は、生まれて間もない頃に切除します。(グレートピレニーズは残す)
基準はAKC(アメリカケネルクラブ)であり、繁殖やドッグショーの基準ともなるので、ないからといって健康上問題あるとか、疾患とは違います。

前足に先祖がえりで出てくる子もいて、これは切除する犬種としなくてもよい犬種とあるので飼っているワンコの中にも狼爪があることも。

この狼爪の切除については、断耳や断尾のように賛否両論あり考え方が様々なので、ここではあえてそちらには触れませんが。
疾患でもなんでもないのですが、散歩で爪がすれれば短くなりますが
狼爪は地面につかない場所についていますので、他の爪と同じように伸びてきてしまいくい込んでしまう可能性があります。

ですので足が傷つかないように、他の爪同様にケアしてあげて下さい。

どこまで切ればよいか不安な方は、動物病院などでお願いすれば切ってもらえます。

狼爪がある場合、トイプードルなどロングヘアーの犬種ですと、毛で隠れて分からないことがあります。

自宅で足の汚れた毛をカットしたり、ペット美容院にお願いするときに気がつかないでいると一緒に切ってしまい足を傷つけかねません。

ですので、もしお家で飼っている場合は一度両足の内側をチェックしてみて下さい。

狼爪がある場合は爪が長くないかチェックです。
また年末年始でペットサロンなどきれいにトリミングしようと思っている飼い主さんはトリマーさんにお願いするときに一言伝えてあげて下さい。