シェットランドシープドッグの子育て方法(中型犬 大型犬)

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シェルティー専門ブリーダーさんが長年気を配り子育てしているポイントを教えて下さいました。
シェルティーは基本的に賢いからこそ、敏感で神経質な面がある子もいるために、無駄吠えや吠え声がうるさいなどといったイメージがつきやすい犬種です。sDSC_0004

ドッグサーチでは、このお仕事をさせていただいている当初からシェットランドシープドッグ(シェルティー)のブリーダーさんとご縁があり、沢山の素敵なご家族にお迎えいただきました。

中型犬であるシェルティーは、憧れの犬種として希望されてお迎えいただくご家庭も多いようです。

間違った子育てをして、楽しくないワンコライフにならないようにこれから迎える方も今既にお迎えしているご家庭も是非参考にご覧下さい。

下に記載した運動や遊ばせ方などはシェルティーだけでなく、中型犬、大型犬の方にも有効的な方法ですが、基本的にすべての犬種に当てはまることですので、是非参考にしてみて下さい。

 

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●お迎え後からスタートです

犬はお家の中ばかりにいて外の世界に馴染みがないと、生後8ヶ月頃には小さな音や知らない人に対して吠えるようになってしまいます。

113-150x150まずは、抱っこをしてでも外に連れ出してください。

庭や道の端で、ただ1時間一緒に座っているだけでも構いません。
長時間いることによって人間の耳には聞こえないいろいろな音、いろいろな匂い・・・犬自身が情報を整理します。

知らない人、知らない犬がそばを通るときは、おやつ(今はフード1粒で十分です)をあげます。
犬の注意を飼い主さんに向けるためと、怖いのではなくて良い事があると教えるためです。

 

●早い話ですが老後の健康のためにも子犬の時期は大切!

sdogrunもうひとつ、外へ連れ出していただきたい意味は、しっかりとした体を今のうちに作るためです。
室内はどんなに走っていても筋肉のつく場所が違い、運動ではありません。子犬の時期、一番の運動は自由運動です。

庭があればボール投げやおもちゃの投げっこなど土の上をおもっいきり走らせていただきたいのです。
コンクリートやアスファルトではなく、芝生や土の上といった自然な場所が重要です。これは股関節がゆるいといわれたり、関節が気になる子にもとても大切なことです。

そのために、ドッグショーを楽しむ方たちは広い土の庭を希望します。

これにより、関節が滑らかになり少々の事では骨折をしないクッション性と、体のバランス力、関節の可動性がつくられます。

生後4ヶ月あたりまでに一生分の基本の体力ができます。
これがないと老犬になる将来、腰がたたなくなったり介護が必要になる確率が高くなります。

●犬の性格は過ごす環境でも十分変わる

兄弟の中で、一番のびびり屋さんだった子は、ブリーダーさんが見かねて生活環境に工夫していました。
生後2ヶ月から1時間遊んで、昼寝2時間というペースで1日3回は庭で遊んでいました。(土の庭です)
3ヶ月を過ぎる頃には午前と午後2時間ずつ遊んでいました。

その後、新しい飼い主さんに迎えられてお散歩も初日からスムーズに歩いて、成犬になった頃には1日3回ご夫婦で散歩に出るついでに一緒に出かけているようです。(運動の目安までに)

性格は飼い主さんがどうとでも作れるのです。良い環境の例ですが、その逆もしかりです。
狭く行動範囲が少なく、家族だけ、自宅だけの生活をし続ければ当然、人見知りをしたり警戒心が強い子になる可能性が高いですよね。

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たくさんの経験をさせてあげて、みんなからかわいがってもらえるような子に育ててあげてください。

 

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